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記事No.1199 [永遠の夜曲] 返信ページ
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■1199  永遠の夜曲 
□投稿者/ 葉月 新人(19回) [ID:RsVfxxVu]
親記事
引用

こんばんは!

小説投稿です><
学園物を目指して頑張ります!(ぇ
ギャグあり、甘あり、(なんでもあり?)な予感がしますのでそれでも!という方は読んでやって下さい;

++キャラ設定++
・主人公…永岡 久遠(ながおか くおん)
○成績よし、スポーツはまあまあ;
○友達は沢山いる
○生徒会の書記を務める
○あまり物事に動じない性格(ちょっと冷めてる?)

ネタバレになるので主人公だけです

2007/10/30(Tue) 21:17:30 [編集|削除]

■1200  Re: 永遠の夜曲 
□投稿者/ 葉月 一応書き込む人(20回)- [ID:RsVfxxVu]
Res1
引用

序章
〜雲の上で〜


―――天界

「また人間界、見てるの?」
「うん!面白いよ!!ノアも見たらどう?」

ノアと呼ばれた銀髪の少女は、にこにこと笑ってる少年の隣に腰を下ろす

「お兄ちゃん、もうすぐだね」
「え、何が」
「もう!人間界に行くんでしょ!!」
「あ、そうだった」

どうもこの兄は忘れっぽくていけない
人間界に降りる時も翼を出したまま行くのでは、と気が気ではない

「お兄ちゃん…」

なんだか淋しくなるなぁ

声には出さないで心の中で呟く
双子の兄。自分とは正反対の性格。外見は殆ど同じだというのに

「ねぇ、ノア」
「あ、何?」

気のせいかも知れないが、自分を呼ぶ声が震えているような気がする
・・・緊張してるのかも知れない

「お兄ちゃん、大丈夫だよ」
「え、あ・・・うん。そうだね」

ふわりと笑う兄にノアもまた笑い返した



 

2007/10/30(Tue) 21:51:08 [編集|削除]
■1203  Re: 永遠の夜曲 
□投稿者/ 葉月 一応書き込む人(22回)- [ID:RsVfxxVu]
Res2
引用

第一章
〜それは、突然に〜



―――人間界

「あ〜あ。今日もつまんないなー」

小石を蹴りながら通学路を歩く、この少女の名前は久遠
成績優秀で周りからの評価も高い

「毎日毎日毎日・・・同じことばっかでつまんないのよ」

蹴飛ばしていた小石が電柱に当たり、こつんと音を立てて止まった
しかしそれには全く興味を示さずに、そのまま横を通り過ぎる

久遠は日常に飽きていた
なにか、ひとつでもいいから刺激が欲しかった

何故、制服を着て学校に行くのか
何故、勉強は必要なのか
何故、大人は子供の言う事を真剣に聞いてくれないのか

少なくとも久遠の両親はそうだった
いつだって自分より仕事の方が大事で話もろくに聞いてくれない
久遠の性格がやけに冷めてる理由の一つだった

「あーっ!くおーん!おっはよう!!」

遠くから友達が手を振っている
それでさえ、鬱陶しく思える
――でも

「おはよう」

作り笑いをして人前に出る

挨拶は礼儀だと思うけど

やっぱりツマラナイ―――



学校に着くと、すれ違う人々が声をかけてくる

「久遠先輩ー おはようございますー」

・・・あれは1年生かな
先輩に挨拶するのは偉いと思うけど、名前まで付けて挨拶するのは止めて欲しい

教室に入って自分の席に着く

先生が入って来る

皆がだらだらと自分の席に着く

「めんどくさい・・・なんで朝から先生の話なんて・・・」

それでもちゃんと参加するのだから回りは何も言えない





 

2007/10/30(Tue) 22:27:41 [編集|削除]
■1273  Re: 永遠の夜曲 
□投稿者/ 葉月 一応書き込む人(24回)- [ID:RsVfxxVu]
Res3
引用

めっちゃ間が開いてしまいました;
頑張りますっ!!!
****************************************

―――天界

「お兄ちゃん、気をつけてね」
「うん。大丈夫、心配ないよ」

今日はお兄ちゃんが人間界に降りる日
天使は一生に一度、人間界に降りて「人間の社会」というものを実際に見て体験する
それが何故行われている理由は人間界から還ってきた時に初めて判るらしい

「頑張ってね」
「無理は禁物だよ」
「しっかりね」

見送る天使達が口々に声をかける
お兄ちゃんは笑顔でそれに応えてるみたいだった
少し遠くからお兄ちゃんを見ていた私に気づいたらしく、私に向かって手招きした

――行きたくない

それが私の本音だった
大好きなお兄ちゃんに、暫く会えない
だからこそ今、会っておきたいのに身体が動いてくれない
その場から私が動かないから兄ちゃんがこっちに来てくれた

「どうしたの?」

にっこりと微笑んで私の事を見る
「僕は笑ったノアの顔が見たいなぁ」

それはささやかなお兄ちゃんのお願い
皆と別れるのが辛くない訳、ない
だから…笑って送らなきゃ
私だって、いつかこの日が来るから
泣いちゃだめ
お兄ちゃんが心配する
最後まで笑ってなきゃ

「いってらっしゃい、お兄ちゃん」

「うん。いってきます」

そういうとお兄ちゃんは私の頭を何回か撫でると踵を返し、振り返らずに光が溢れる扉へゆっくりと歩いていった

他の人達が最後の最後まで別れの言葉を言ってたけど、私は言わない

気をつけてね、お兄ちゃん
ぼーっとしてたら駄目だよ、危ないよ
羽根なんて出しちゃ駄目だよ?

帰って来たら、お土産話待ってるからね





 

2007/11/10(Sat) 21:31:29 [編集|削除]
■1274  Re: 永遠の夜曲 
□投稿者/ 葉月 一応書き込む人(25回)- [ID:RsVfxxVu]
Res4
引用

―――人間界

学校が終わった久遠は真っ直ぐに家に帰る途中だった

「ぅゎぁぁぁぁーーーーーー」

「ん?」

今、何か聞こえたような・・・
気のせい?疲れてんのかなぁ
早く家かえろ・・・

「あぁっ!!ちょっと、そこ、そこの人危なーーい!!!」

そ・・・空耳ってことで!!!!!

「あ!ホント、ぶつかりますって!!どいてくださーい!」

ぶつかる?
ぶつかるって・・・何処に?

ふと上を見上げると何か落下してくる

「え、ちょ、何、あれ!?」
それはどんどん大きくなって確実に久遠に向かって落下してくる
とりあえず、その場所から動いて道路の端っこに寄る

その瞬間、さっきまで久遠が立っていた場所に何かが音をたてて墜落した

「な・・・なに?」
呆気にとられてぽかーんとしていると、砂煙が立ち込める中で落下物が動いた

「あいたたたた・・・
派手にやっちゃったなぁ〜」

少しずつ晴れていく砂埃
その中に人が立っている

「嘘・・信じられない・・・」
あの高さから落ちてきて無事?
この人・・・ナニモノなの!?

「あ!お見苦しいところを見せちゃいましたか」
腰を擦りながらよいしょ、と立ち上がる青年
見たところ、普通の人だけど・・・
なんであんな空から落ちてきたの?




 

2007/11/10(Sat) 22:20:18 [編集|削除]
■1296  Re: 永遠の夜曲 
□投稿者/ 葉月 一応書き込む人(27回)- [ID:RsVfxxVu]
Res5
引用

さぁ頑張るぞ!!!
天界の外伝、考え中・・・
****************************************

砂煙が晴れると一人の青年が立っていた

よく見れば肌は透き通るように白く綺麗
久遠は初めて見たが白に近い銀の髪と深い藍色の眼をしたその青年に久遠は釘付けになった

――綺麗・・・

日本人でないことは確かだろうがどこの国の人だろう
しかし、さっき落ちて来る時日本語を話していたので言葉は通じる、ということだ

ふと青年がこちらを向いた
まだ痛むのだろうか、腰を擦っている
「・・・もしかして、僕が落ちてきたところ見て・・・ましたよね?」
「・・・・・はい」
素直に言った方がいいだろう、と思い久遠は正直に答える

しくった
出る場所を間違えた自分が悪いのだが目撃者がいるなら決まりに反してしまう
仕方ない・・・
青年は久遠に近づくと右手を久遠の目に当て、視界を遮った
「え・・・な、何!?」
「すみません、すぐ済みますから」
そのまま小さく呪文のようなものを唱えると久遠はその場に崩れ落ちた
「1分くらいすれば目覚めますから」
危なくないように久遠を道路の端っこに寄せ、壁に寄り掛らせる
聞こえてないだろうが言葉に出す

青年は振り返らずにその場を後にした






 

2007/11/13(Tue) 22:12:57 [編集|削除]
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