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記事No.1281 [鮮血の騎士狼 (第4話〜?)] 返信ページ
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■1281  鮮血の騎士狼 (第4話〜?) 
□投稿者/ あゆむ かなり来る人(69回) [ID:as1f11ce]
親記事
引用

***驚異の天才ハッカー☆アニエス節炸裂***

彼女は、ガチャッ!!という音とともにはいってきた。
「きゃわ〜ん☆課長ただいまァ〜(喜)アニエスちょーつかれました〜(泣)ってうわ!?この部屋きたなっ!!!」
「だれだぁぁぁぁぁ・・・・。」
死んだ魚のように白目をむき出した金髪の少年レオンはぬらりっ、と立ち上がった。きのこだらけの部屋から。亡霊のように。
「きゃああああああ(怖)!!!!あんたこそだれなわけええええ!!!!?(叫)」
と叫ぶ少女の後ろからやってきたのは金髪の妖艶な女性、ミレイユだった。
「あん?アニエスじゃないのあんた。」
「きゃあああああ!!!ミレイユこいつだれえええええ!!!?(泣)」
「新人のレオン。こいつはこの部屋の掃除機ともいえる存在、つまり神よん?掃除に夢中になってるときは声をかけるのはダメね。思わぬ失態ね?」
半泣きの少女が問い掛ける。
「わかったから、わかったからシン様と課長は?(汗)」
「シンランならゆきめと逃げたわ。掃除から。ルイズならまたランファの相手でもしてんでしょ?」
「えぇ〜・・・課長まだそんなことしてたわけぇ〜?ランファはホモだよ??ガチで。(嫌)課長も食われるよ〜。」
「あんたの腐女子思考で導き出されたものでしょーが。ただの話相手よ。」
「まぁね〜☆久しぶりに帰って来たわけだし、皆の愛☆ドルなアニエスは館内を練り歩いてシン様でも探すかな☆」
「半日もすれば部屋も片付いてるから。帰ってきなさいよん。」
黒髪で童顔の少女のような女、アニエスを見送るとミレイユはレオンが掃除をしている部屋の中のソファの上でくつろぎ始めた。
タバコを取り出すと、つきにくいライターをかちかちとイラついた様子でおもむろに動かす。
火がついた。
落ち着いた深呼吸でタバコを吸う。
「げっほげほっ!」
「!!」
「・・・はっ!?ミレイユさん。いたんですか!?僕ったらつい掃除に夢中になってしまって・・・げほっ」
「あんたタバコだめなの?悪かったわ。出てくから。」
「いいですよ、全然。換気扇を回してきますね。」
そう言ってレオンは換気扇を回しに行った。
(なんていうか変なのよねぇ〜。あいつ。な〜んか女みたいで・・・。ふにゃふにゃしてて、男らしさがないっていうか・・・その、優しいっていうか・・・。別に好きとかじゃないけど!!ってあたしったら何考えてんのよん!?))
「恋ですね。ふふっ」
後ろから首元で囁かれた声に目をいっぱいに広げてぞくりっとびくついた。
「っく!!?ルイズ!!ばか!!変な事いわないでよ!?」
ふふっと笑った美少年のような笑顔をたたえる男性、ルイズはこう言った
「でもミレイユ君物思いにふけてる顔つきでしたよ?」
「ちがっ・・!!」
そう言いかけてレオンが戻ってきた。
「あっ、ルイズさん、おかえりなさい。」
そう言ったレオンの顔はほんのり赤くなっていた。
「ほらミレイユ君向こうもまんざらじゃないみたいですよ。」
「えっ・・・!?そんな・・・」
といいかけたところで

ばたりっ

「え・・・・・・・・・・・・・・・・・・??????」
「倒れちゃいましたね・・・。」
すぐに倒れたレオンの額にミレイユは手をあてる。
「やだっ!!?熱があるじゃない!!」
「風邪・・・ですね・・・。」

2007/11/11(Sun) 10:47:35 [編集|削除]

■1282  Re: 鮮血の騎士狼 (第4話〜?) 
□投稿者/ あゆむ かなり来る人(70回)- [ID:as1f11ce]
Res1
引用

「きゃっわ〜ん☆シン様―!!!!(愛)」
っと言って標的(?)獲物(?)のシンランを見つけると、長い黒髪にゆきめとは正反対のカールというかパーマをかけた童顔の少女はシンランに抱きつこうとした。
と、アニエスの存在にいち早く気付いたゆきめがシンランの前に立ちはだかる。

頭と頭がぶつかってものすごい音がした。
そしてルパン三世のルパンダイブのようなジャンピングダイブをしていたアニエスはゆきめの頭に頭をあてて床に落ちた。

「ん?ゆきめっち?っておぃアニエス!?」
「いったたたたた・・・っつーかいってえええ!!?何すんのよ!?ゆきめええええ!!!(殺)」
かなりの音がして額が赤いがゆきめは表情ひとつかえることなく淡々と言った。
「私、ゆきめがいる前での不純異性行為はゆるさないのであります。」
「どこが不純異性行為よ!?アメリカ人はね!会ったらすぐ抱きつくのがあいさつなの!!これだから日本人は国際化に取り残されていくのよーだ。ってかあんたもシン様のことが好きなんでしょー?」
「・・・・・。」
少しだまってから蔑むような目をしたゆきめは
「シンラン。こいつどうするのでありますか?今すぐに消したいのでありますが。」
「ちょっ!?ちょっとまってよ!!!あたし武闘派じゃないんだから!!まじで闘えないって!!」
「好都合であります。」
「ほんとだめだって!!・・・シン様?ちょっとこの子とめてっ・・!!!本当にやばいって!!」
後ろをむいたままシンランは、
「ゆきめ・・・2、3発撃っとけ。」
「ぎゃああああああ!!!まさかの裏切り!?(泣)あんっ!でも、そんなシン様のSなところが・・・」
好・き、と言いかけてゆきめが発砲した。
「ぎゃああああああああああああ!!!!!!!」
アニエスの声は館内に響き渡った。

夕方になって部屋にもどって来た、シンラン・ゆきめ・アニエスの絵図らはまったくもって何があったのか不明であった。
シンランとゆきめで白目をむき出しているアニエスの首根っこをひっぱって、ずるずると音をたてながら運んできたのだった。
「シン様ぁ・・・アニエスまじでヤバイって・・・・。がくっ(泣)」
「ほれ、アニエスついたぞ。あれ?ルイズ、レオンとミレイユは?」
「レオン君が風邪で倒れたんだよ。で、ミレイユ君に見てもらってる。奥の部屋だよ。」
「真でありますか!?課長!!それはたいへんなのであります。ちょっと急用。行って来るであります!!」
猛ダッシュでゆきめは部屋を飛び出していった。
「ふぅ〜ん、新人君は風邪かぁ〜。よしっ。ここは私が看病してあげよう。」
アニエスの目がギラリと光る。
(ふふふ、ここで母性本能発揮してシン様にみてもらわなきゃ。っていうかうまくいけば、『アニエス・・・お前って以外と子供の面倒とかみるんだな、それなら安心して俺達も子供をつくれるぞ。そうだな、野球チームがつくれるくらいがいいかな。あっはっはっはっは。』『そうね・・・シンラン。だから、今夜は熱くし・て(はあと)』みたいなー☆くっくっくっくっく。いける!!!)


 

2007/11/11(Sun) 11:31:13 [編集|削除]
■1298  Re: 鮮血の騎士狼 (第4話〜?) 
□投稿者/ あゆむ かなり来る人(74回)- [ID:as1f11ce]
Res2
引用

奥の部屋に入ったアニエスは驚くべきものを見てしまった。
「なっ・・・・!!!!?」
顔を赤くしてはぁはぁと息を切らして横になっている美少年。
(看病・・・?食べたい。・・・・・・・・。ってダメよアニエス!!シン様って決めてるのに!!!もぅ、アニエスのう・わ・き・も・の。とはいってもなんてかわいいのこいつ・・・!!!本当に朝の亡霊君なわけ〜?)
「レオン君はイギリスの資産家で貴族のフェンリート家の長男ですよ?ア・ニ・エ・ス。」
「ぎゃあああ!!課長!?っていうかそれマジですかああ!?」
(路線変更!!!・・・にするのはまだ早いわよねぇ〜。ってことは・・・キープで!!!いける!!)
「大丈夫ですかぁ〜?アニエス心配でマックスですぅ〜。ほ〜ら、顔あげて(誘惑)」
上半身を起して顔のあたりに胸を近づける。
「アニエス!!!やめなさい!!」
ミレイユの制止をまったく気にとめない。
(うっ・・・マジで可愛いな・・・。やばっ、よだれが・・(汗))
「えっ・・・あっ///////いっ、いいですってば//////////」
顔を真っ赤にして恥ずかしがるこの男の子が可愛すぎた。
「えっ・・・・ぎゃあああああ!!!」
っと叫んだのはレオン。
「え・・・?」
とほうけた顔をしたのはアニエスだった。
もちろんレオンが叫んだわけはアニエスの鼻血であった。

(やばっ・・・あんなとこ見られたら男子なら誰でもひくわよね(汗))
と、洗面台の前でアニエスは鼻を気にしていた。
一方そのころ、レオンの寝ている部屋では。
「あいつ・・・そのアニエス・・・。俺からレオンに乗り換えたのかな・・・。」
と、ボそりとシンランが言った。
もちろん、不服なわけがなかった。むしろ望ましかった。もちろんボそりと言ったわけは、親友であり上司であり、(年は自分のが上だが。)の青年、ルイズだけに話したかったからであった。理由は、レオンに聞かれないため。普通にひくな、あの女は。と思った彼なりの優しさ(?)だった。
ルイズの答えは、
「さぁ。彼女が簡単にひくかな?シンラン。」
と、質問を質問でかえしたもので、
「そうは思えねえな・・・・。そうだとよかったんだけど・・・」
と、自分で再確認して、シンランはうなだれた。

そのとき、突然だった。
バンッ!と開け放たれた入り口に立っていたのはゆきめだった。
逆光で、顔は見えなかったが。シルエットでわかる。
彼女のシルエットもまた特殊だ。
一昔前の女学生のようなはかまの着物であったからだ。
その彼女はツカツカとあがりこむと、「あっ、ゆきめっちおかえり。」というシンランの声を無視して一直線にレオンのいる部屋へ向かう。

「大丈夫でありますか?山田。」
「大丈夫じゃないです・・・それにいい加減覚えてください。レオンです。なんですかヤマダって。げほっ。」
「ほら。起きてないで横になるのであります。私が東方にある、故郷でよく昔家来にやってもらった風邪治療だ。風邪だけでなく万物に効く。」
(へぇ〜・・・やっぱりこのゆきめさんでも人の子か・・・家来ってことは大きい家がらだったのかもしれないな・・・)
と思考をめぐらす少年の目にとびこんできたのは・・・
「トカゲであります。さぁ、大きく口をあけるのであります!!」
「治療じゃなくてそれ処方です!!ってなんてもの食べさそうとしてるんですか!!!うぐっ・・・ぐぢづがまないれくらさぃ・・・!!!はぐきいたっ・・・!!」
「ほら。はやく食べるのであります。」
「うぐっ!!!」
一気に口へおしこまれたトカゲの干物。
少年は失神した。

 

2007/11/15(Thu) 02:08:59 [編集|削除]
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