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記事No.951 [零戦空戦記] 返信ページ
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■951  零戦空戦記 
□投稿者/ 軍曹 新人(18回) [ID:OFKsEpHf]
親記事
引用

一応私もオリジナル小説が出来ましたが、今回書いた小説は久しぶりに書いてみたので内容が単調になってしまいつまらないかもしれませんがよろしくお願いします

2007/10/02(Tue) 18:23:37 [編集|削除]

■966  Re: 零戦空戦記 
□投稿者/ 軍曹 一応書き込む人(27回)- [ID:OFKsEpHf]
Res7
引用

しかし、哨戒飛行とは言っても敵機と遭遇する確率は低いだろうと思い今日は遊覧飛行でもしてくるかと考えていると、『よう泉三飛曹どうやら今日のペアは貴様のようだな』と言われ『岡田一飛曹でしたか、今日は宜しくお願いします』と返事をすると『しかし、哨戒飛行とはなぁ〜どうだ泉今日は少し模擬空戦でもやってみるか?』と誘われ『本当ですか?宜しくお願いします』と礼を言って駆け足で96式艦上戦闘機の操縦席に乗り込みエンジンの始動をしていると、ふいにサイレンの音が甲高くなり(何事だ!)と周囲を見回してみると整備兵が『空襲!空襲!』と叫んでいて1番機の岡田機の方に目を向けると手信号で(行けッ)とやっていたので急いで整備兵に『車輪止めはずせ〜』と言って車輪止めが外れた瞬間、エンジンを全開にして滑走路に向かい一時停止も忘れて離陸した、高度を700メートルに取って周囲を索敵すると我が機の9時方向に機影が見えたので目を凝らしてみると、それは中国空軍の双発爆撃機だった。お互いの距離はそんなに離れていない為私は機を暖降下させてスピードを上げつつ距離を縮め、距離が200メートルまで接近した時、私はそこで望遠式照準器(文字通り望遠鏡の用に覗き込んで照準をする、零戦は光学式で光の反射を利用するタイプ)ちょうど照準の真ん中に敵機が重なるようにしながらさらに接近していると、突如敵機の旋回銃座が射撃してきたので私も慌てて発射柄(トリガー)を引いたら「カチッ」と鳴っただけで弾が出ないので思わず『機銃の故障か?』と思って見たら、不覚にも機銃の安全装置を解除するのを忘れてただけで、すぐに安全装置を解除し私は敵機に向って機銃を発射した。しかし、距離が遠かったのか曳光弾の殆どが敵機の後ろを通過してしまった、距離を縮めようとほんの少しだけ機首を下げて接近を試みながらも固定脚の96艦戦では中々縮まらないのでスロットルを前に叩きながら接近し距離が100メートルを切ったと思った瞬間私は敵機の後部銃座に向って機銃を発射した。曳光弾は吸い込まれるように後部銃座付近に命中し、旋回銃座からの射撃が止んだので『よっしゃあ、手応えありっ』と心の中で叫び場がらさらに射撃を加えつつ50メートルまで近づき『これでトドメだっ!』と言わんばかりに機銃を発射しようとしたら又「カチッ」という音が聞こえ、『チッ弾切れか』と舌打ちしつつ
 「どうしたら落せるだろうか?」と考えているとふと頭の中で同じ96艦戦で体当たりで敵機を撃墜した例がある事を思い出し、それはら同じ96艦戦で出来ないはずがないと考えそっと操縦桿を下げ敵機に体当たりしようとしたら前方にいきなり零戦が現れたかと思うまもなく敵機に向って20ミリ機銃を発射し敵機は左側のエンジンから火を発しながら墜落した。私は思わず『やった!やっぱり零戦の20ミリはすげぇ
』と叫びながらふと後方に気配を感じたので振り返ってみると、そこには岡田一飛曹がニヤニヤしながらこっちを見ていたので、思わず「あちゃ〜見られたか・・」と思うまもなく

 

2007/10/06(Sat) 17:42:30 [編集|削除]
■993  Re: 零戦空戦記 
□投稿者/ 軍曹 一応書き込む人(33回)- [ID:OFKsEpHf]
Res8
引用

先程の零戦が近づいてきて風防が開き中からベテランパイロットの古村一飛曹が手信号で「帰るぞ」と送ってきたので機首を基地に向けて引き返し、着陸した後96艦戦から降り、指揮所に報告に行こうとすると後ろから岡田一飛曹が『こらぁ〜泉〜貴様さっき体当たりで敵機を撃墜しようとしたなぁ〜!』とヘッドロックをかましながら言われていると、一緒に帰還した古村一飛曹が『岡田一飛そうまぁその辺で勘弁してやれ、それより泉貴様の勇気に免じて今日の獲物は貴様にささげてやる』と言われ最初は何を言われているのか分からなかったものの指揮所前で戦果の報告をしていて、古村一飛曹が『離陸後基地を攻撃せんとする敵機を発見これを撃墜しました』と言われてもしや?と考えていたら司令が『落したとは誰か?』との問いに古村一飛は『はっ泉三飛曹であります』と答え近くにいた飛行長に『泉三飛曹墜落を確認したか?』と睨まれ『えっとその・・・』とうろたえてると『私が確認しました、泉三飛曹は全弾を撃ち尽くして反転、追跡を続行した私が確認いたしました』と古村一飛『共同撃墜か?』と司令、しかし古村一飛は『いえ、私が射撃しようとした時には敵機は地上に滑り込んで大破、止めに私が20ミリを一連射した所敵機は爆発炎上しました』と答え司令が『では泉三飛曹敵機撃墜確実だな、飛行長初戦果の祝いとして泉三飛曹に清酒を渡してやれ』と命じ、かくして私は岡田一飛曹達の言っていた『今日の獲物は貴様に譲ってやる』という意味を呑み込めた。
その夜、私は岡田・古村両一飛曹と清酒を飲みながら(私より岡田一飛曹達が飲みまくっているが・・)今日の空戦の事を話していた岡田一飛が『泉よ貴様敵機を撃った時の事を覚えているか?』と聞かれたので私は『はい覚えております』と答え『ではその時何メートルぐらいだったか覚えてるか?』と言われ『確か最初に200メートルで射撃を開始して、一番接近したのは多分150メートル位まで接近したと思います』と言うと岡田一飛は『所がだな、貴様が射撃を開始したのは300メートルで一番接近した時も200メートルより中には入っていなかったぞ』と言われ私は『そんなに離れていたんですか・・・』と驚いていると古村一飛が『まぁ最初の頃は誰だってそうなるさ、しかし、泉よこれは覚えておけ200と思ったら300、50と思ってもまだ100はあると思え、何そう簡単に衝突はせんよ向こうも必死で逃げているんだから、それとだな敵機を撃つ前は必ず後ろに敵機が追尾していないか確認しろ、前の敵機に気を取られていると後ろから撃たれるかもしれないからな・・・』と言われ私は古村一飛に言われた事を教訓とし、これが後に役に立つとは夢にも思わなかった。
   初陣編完
 次号『奮戦編』

 

2007/10/09(Tue) 23:29:56 [編集|削除]
■1039  Re: 零戦空戦記 奮戦編 
□投稿者/ 軍曹 一応書き込む人(34回)- [ID:OFKsEpHf]
Res9
引用

第四部「奮戦編」

私が台南空に入って早6ヶ月が過ぎ、昭和18年6月私は母艦勤務(航空母艦への転属の事)を命ぜられ空母(航空母艦の略)「瑞鶴」(ずいかく)の戦闘機隊に転属し、以後昭和19年の「レイテ沖海戦」で瑞鶴が沈むまで海の上で戦う事になった。しかし、私は空母に着艦(着陸と同じ)をしたことが無く、始めの内は陸上基地で三点着陸(飛行機の前輪と後輪を同時に地面に付ける事)の訓練をして、2週間、いよいよ空母の飛行甲板(ここで飛行機の発艦・着艦を行う場所)に降りる事になった。初めは飛行甲板ぎりぎりの所を低空飛行して勘を掴み、それを2〜3回繰り返した後いよいよ実際に着艦フック(空母に着艦する際フックを飛行甲板の後ろにあるワイヤーに引っ掛けて止まる仕組み)を出して降りる時が来た。そして無事に空母に着艦し、陸地にしばしの別れを告げ、私は搭乗員待機室(飛行機搭乗員の寝起きや出撃する前に待機する場所)で私物を置き、人生初の艦内生活に馴染むべく、艦内をうろついていると後ろから声を掛けられ『おっ泉じゃないか』と言われ誰だろうと思い振り返ってみるとそこには練習航空隊で一緒だった倉持三飛曹が居た『おぉ倉持ではないか、懐かしいなぁ』と久々の再開に喜んでいると急に倉持三飛曹が真顔になって『所で泉よこの船の目的地は知っているか?』と唐突に聞かれ『確かタウイタウイ島の停泊地に向っていると聞いたが』と答えると『あぁどうやら今度の作戦はサイパン島の近海にいると思われる米機動部隊(空母を中心とした艦隊の事)を攻撃するらしぃ』『そうか、所で俺は戦闘機隊の第二小隊だが貴様は何処の隊だ?』『俺は戦爆隊(戦闘爆撃機、零戦の胴体下に250キロ爆弾を搭載し急降下爆撃をさせ、爆弾投下後は戦闘機として使用する)だよ、そうか貴様は戦闘機隊か、なら俺は安心して敵空母を攻撃できるな、目的地までの護衛を頼んだぞ』『そうか、戦爆隊か、なら俺が敵機を蹴散らして進路を開くから敵空母は任せたぞ!』と言って分かれたが私は何か嫌な予感がしてならなかった。そして、その予感が数日後現実の物になるとは思いもよらなかった。 翌日タウイタウイに到着して私は驚いた何とそこには不沈戦艦と呼ばれる戦艦「大和」・「武蔵」(この2隻は当時世界では類を見ない46センチ砲9門を備えた世界最大の戦艦であった、しかし武蔵はレイテ沖海戦で沈没、大和は沖縄特攻作戦で沈没)や巡洋艦(水雷戦隊)等、空母9隻・戦艦6隻・巡洋艦・駆逐艦合わせて40隻の軍艦が終結しまさに威風堂々の陣容であった。

 

2007/10/13(Sat) 20:50:53 [編集|削除]
■1040  Re: 零戦空戦記 奮戦編 
□投稿者/ 軍曹 一応書き込む人(35回)- [ID:OFKsEpHf]
Res10
引用

昭和19年6月18日日本艦隊はタウイタウイを出て一路マリアナ沖を目指し進撃を開始した。(実はこの時タウイタウイを監視していた米潜水艦から米機動部隊に日本艦隊が行動を開始した事を知らされていた)翌19日午前11時日本艦隊は四方八方に偵察機を飛ばし、2時間後の午後1時サイパン島近海を索敵していた偵察機から『敵空母発見』の報が入った。搭乗員待機室に集まった私達は「敵空母を必ず撃沈してやる」と意気込んでいたら飛行長が『米機動部隊への攻撃は明日明朝6時とする』と伝えられ私は思わず飛行長に『何故今出撃しないのですか?』と質問すると飛行長は『小沢長官から今攻撃隊を出撃させれば帰ってくる頃には夜間になり、着艦できなくなると言われたんだ貴様達の気持は分かるがここは我慢してくれ』と言われ仕方なく私は明日の出撃に備えるべく格納庫に向かい愛機の点検をして明日の決戦に備えた。

翌日午前5時30分私達搭乗員は飛行甲板に集合し艦長から訓示を受け、各自の愛機に散って行った。私は愛機の零戦五二型(零戦の中で最も生産されたタイプ、概要・主翼11メートル、エンジン栄二一型、馬力1,150馬力、武装7.7ミリ機銃2門20_機銃2門)の操縦席に乗り込み待機していると、艦橋の見張り台から『発艦せよ』の合図があり次々と艦載機(空母に搭載している飛行機)が発艦(着艦の逆)する中いよいよ私の番になり、スロットルを全開にして空母から飛び立ち、上空で旋回しながら編隊を組み敵機機動部隊を求めて一路サイパン近海に向った。敵機動部隊との位置まで半分の行程を過ぎた頃、突如戦闘機隊第一小隊が増槽を捨てて急上昇して行ったので私は周囲を見回し索敵すると1時方向に黒い豆粒ほどの物体が見えたので更に目を凝らしてみると、それは敵機グラマンF6F(米軍が開発した零戦に対抗する為に作られた戦闘機、概要・エンジン2千馬力、武装12.7_機銃6廷装備)の大群だった。私も増槽を投下して敵機の真正面からすれ違いざまに敵機に7.7_機銃と20_機銃計4門を発射し、続いて左に急旋回して我が攻撃隊を撃墜しようと接近している敵機を背後から1連射し敵機は黒煙を上げながら墜落していった。私は上昇しながら敵機を索敵し、攻撃隊に近づこうとしている敵機にがむしゃらに機銃を撃っていると後方から殺気のようなものを感じ振り返ってみると不覚にも敵機に追撃されていた、次の瞬間には敵機の翼から火の束のような機銃弾が『バシッ』という衝撃と共に我が機の翼に命中し私は瞬間的に機を横滑り(機首は前を向いているけど機体は前ではなく斜めに進む)させて回避していた時ふと真上から火を噴いて墜落する飛行機が見えたので敵機か?と思い良く見てみるとそれは、我が攻撃隊の艦上攻撃機『天山』だった、『野朗っ』と思った私は追撃してくる敵機に対し操縦桿を引いて垂直旋回(円を描くように旋回する事)し敵機を真上から集中攻撃して敵機を撃墜し、後は無我夢中で敵機を攻撃していた。

 

2007/10/13(Sat) 20:51:39 [編集|削除]
■1041  Re: 零戦空戦記 奮戦編 
□投稿者/ 軍曹 一応書き込む人(36回)- [ID:OFKsEpHf]
Res11
引用

 そしてその頃、我が攻撃隊は敵機動部隊の真上に到達し急降下爆撃機彗星・爆装零戦は上空から天山艦攻は低空から同時に攻撃を開始し猛烈な対空砲火の中敵空母「レキシントン」や巡洋艦に数発の命中弾を与え空母「レキシントン」を中破、巡洋艦を大破させたものの我が方も対空砲火によって艦爆(急降下爆撃機の別名)・艦攻30機中艦爆9機・艦攻8機を撃墜され、攻撃後の帰投中にも敵機の攻撃を受け編隊はバラバラになって帰投していった。敵機との空戦で乱戦になり気が付くと私は一人になっていた、辺りに友軍機は居ないかと周囲を見回すと左斜め前方に彗星艦爆隊がいたのでバンク(翼を左右に振って味方だと知らせる)をしながら近づき一緒に帰投していると前方にふらつきながら飛行している零戦がいたので近づいてみるとその零戦は胴体や主翼に無数の弾痕があり、操縦席の風防まで穴が開いていた。ふとパイロットを見るとそれは昨日この作戦について語り合った倉持三飛曹ではないか、私はその倉持機の少し前に出て手信号で『大丈夫か?』と聞いてみると倉持三飛曹は笑顔で片手を挙げて『これくらい大丈夫さ』と返してきた、さらに私は『爆弾は命中したか?』と聞くと『敵空母の飛行甲板のど真ん中に当ててやったよ、貴様は何機落とした?』と逆に聞かれ『多分6機くらいだと思う無我夢中で撃ったからあまり覚えてないな』とお互いの戦果を言いながら艦爆隊と共に悠々と飛行していた、敵機の送り狼が近づいている事も知らずに。
 私と倉持三飛曹は一通り話した後艦爆隊の後方に付くべくスロットルを絞り機首を上げようとして瞬間、隣にいた倉持機が突然火を噴いて海面に向って墜落していったので私は急降下して倉持機を見守っていると倉持機は機を横滑りさせて火を消し機を立て直すかに見えたものの、そのまま機首を引き起こさず真っ逆さまに海面に白い波紋も残して消えていった。その光景を一部始終見ていた私は、叫びにもならない声を上げ、急上昇して行った2機のグラマンF6Fは今度は私を撃墜しようと急降下してきたので私はこれに対し逆に急上昇し真正面から左側にいるグラマンのエンジン付近に機銃を発射し敵機は黒煙を吐きつつ海面に墜落した。右側にいた敵機はまだまだこれからだと言わんばかりに急降下から急上昇に移ろうとした所を私はその頂点目掛けて7.7_機銃と20_機銃4門を発射し、機銃弾は敵機に吸い込まれるように命中し敵機は空中分解して四散した。
私は辺りに敵機がいないか警戒しつつ再び艦爆隊と共に飛行し空母に着艦し、飛行長に戦果と倉持三飛曹の事を報告して作戦は成功したのかを聞いた所『作戦は失敗したよ・・・我が方は空母2隻を潜水艦の雷撃で撃沈させられた上に攻撃隊も被害甚大でこれでは敵空母を攻撃するだけの機能はもう無いと言っていいくらいだ』と言われ私は搭乗員待機室のベッドに横になりながら『倉持三飛曹貴様の仇は俺が必ず取ってやる』と呟きながらマリアナ沖海戦の第一日目は終わった、私の心に深い傷を残して。

『奮戦編』完
次号いよいよクライマックス直前の『激闘編上』
乞うご期待


 

2007/10/13(Sat) 20:52:21 [編集|削除]
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